就活レポート

作成者
T.T
男性
理系
大学・学部
京都工芸繊維大学
工芸科学研究科
2018年卒
エントリー社数
20社
会社説明会への参加社数
6社
内定を得た社数
4社
エントリーシート提出社数
6社
就職先の業界
自動車
就職先以外に内定を得た業界
食品、住宅、重工

◆ 就活を始めてから内定を得るまでに活動したこと

◆2016年7月

 私は正直自動車業界に入りたいと思い、元々この機械設計学という分野を志望した。しかし、大学で機械について学ぶにつれて自分のやりたいことが出来ない業界だと気づき、積極的にインターンを考えていたがやめることにした。そこから、就職活動を始める3月までほとんど動くことなくすごそうとした。後々気づくのだが、このときにしっかりと自動車業界を調べることもなく、手を引いたこと、また他の業界を調べようとしなかったことに対して非常に私は後悔している。


◆2017年2月

 しかし、あるとき先輩から、大手に行きたいなら、冬のインターンは行っておくと良い、と言う話を聞き、とにかく関西にある有名企業を探し3社ほど受けたが、一社は駄目だった。その時、やはり自分の専門の業界でないところは、本当に将来その仕事がしたいという意欲がないと面接官に見破られるんだなぁと言う印象をうけた。残りの二社はワンデーと3日間のインターンだったが、どちらも専門分野であったため非常に技術的な点では有意義な経験が出来た。ところが、インターンを終えてみて私は、会社の求める人材としては適しているのかなぁと強く感じたが、本当にこのまま将来、今までの学生生活と似たことを続けていくなかでやりがいを見出せるのかという不安が残り、このときも結局業界を絞ることが出来なかった。


◆2017年3月

 3月に入り聞いたことのある有名大手企業に手当たりしだいプレエントリーした。しかし、どこにエントリーシートを出すべきなのかが全く分からなかった。そこで、第二週目にあった合同説明会に、取り組みたい仕事を見つけるべく参加した。そこで私の心をつかんだ業界が一つあった。それが食品業界であった。正直私のような機械屋はあまり名の知れたBtoCの企業では畑違いなところが多いために活躍できる場はほとんど無いと思っていた。ところが、食品業界には自社で生産設備や検査機などを作成する企業が増えてきていることを知り、これから機械の知識を要した人間が必要だということを知った。そのときから私は食品業界を中心に、エントリーシートを書き始めた。


◆2017年4~5月

 エントリーシートは書き終えたら、理系の友達だけでなく文系の友達にも読んでもらうようにしていた。それは理系の人なら基本的にほとんどのエントリーシートの設問の一つに研究内容があるからである。日頃から研究を行っている我々からすると当然のように用いている言葉でも、畑の違う方々から見ると何を言っているのかさっぱり分からなく、伝わらないことが多々ある。そこでとにかく書いた内容の中に専門的な用語が無いか、分かりにくい、イメージしにくいことはないか隅々までチェックしてもらっていた。また、彼らが持った疑問点に対して、納得させることができる完璧な返答が出来れば面接でも心配は要らないだろうと考えた。実際その考えは正しく、面接でもすらすらと答えることができ、非常に楽しく面接を進めることが出来た。結果エントリーシートを出した企業は全て最終面談まで残ることが出来た。本命であった一社は最終面談で駄目だったが、その他の企業は全て内々定を頂くことが出来た。内訳は、食品1社、重工1社、自動車1社、住宅1社、精密機器1社である。


◆2017年6月

 前述の通り、本命の食品メーカーは駄目だったものの、内々定を頂いた企業の中にも食品業界は存在した。私はもうこの企業に返事をして生産設備研究開発として就職しようと決めていた。しかし、この話を親や周りの友達にすると、あまり全力で勧める様子ではなかった。この理由は私にも分かっていた。食品はなにか少しでも混入したりなど、ミスが原因で大きく会社が傾くことも否めないからである。どの企業もミスは許されないが特に人間と密接な関係にある「食」の部分でのミスは甚大な影響がでるに違いない。私はこの事実を知りながらでも本命企業なら覚悟を決めて就職するつもりだった。しかし今存在する企業は、食品のリスクがありながら、外資系企業であるという事実もあった。親は特に「外資系」と言う部分であまり良い顔をしなかった。実際外資系の企業は能力が最優先されるため何か足を引っ張るようなことがあればすぐにクビになるイメージが強い。この二つの要素から私は食品業界に進む事を泣く泣く断念した。再びやりたいことが無くなってしまったと思い、重工1社、自動車1社、住宅1社、精密機器1社の中からどの企業を選択すべきか、決断するきっかけを探していた時、自動車業界のメーカーの社員である私の大学OBから一通のメールが届いた。それは技術研究所の見学をしませんかと言う内容であった。元々自動車が好きだった私は、一度はやりたいことが出来なくなったと感じたために自動車業界の志望を辞めたが、もしかすると中では深く私の取り組みたい内容を取り扱っているかもしれないという期待を胸に見学させていただいた。丁寧なご説明を頂戴した結果、今後の自動車業界の方向性に改めて強い関心を持つようになった。結局専門分野での就職となったが、自分の中ではやりたいことが見つかった上での就職であるため非常に満足している。このように、私は自動車業界のメーカーで最終意思決定をした。

◆ 就活を通してもっとこうすればよかったと思うこと

 私は、「就活を始めてから内定を得るまでに活動したこと」に記述させていただいたが、夏・冬インターンの時には全く業界絞りを行っていなかった。それ故、2017年3月の学校推薦取得希望調査でさえ、企業を書くことが出来なかった。このようなことにならないためにも夏までにとは言わないが、せめて冬までには行きたい業界の研究、及び選択は済ませておくべきかなぁと感じた。

◆ これから就活に臨む後輩へのアドバイスやメッセージ

 私のように業界がなかなか絞れない学生は多々いると思う。業界は絞れないが、大手には行きたい!こんな気持ちを持っている方は是非、特に理系の人は出来るだけ大きな合同説明会にふらっと立ち寄ってみてほしい。意外とこんなところに活躍があるのだと驚かされると思う。ほとんどの理系の人は学校で行われる合同説明会以外は行こうとしないと思う。しかし私はあえて外の説明会に顔を出すことで新たな軸を作ることが出来た。もし夏や冬のインターンの際の合同説明会に立ち寄っていれば、私ももっと早くに食品業界に出会っていたかもしれない。また、自分の将来のことなので自分の意思だけで決めるべきだと言う意見も良く聞くが、確かにそれが私も大切だと思うが、大人や周りの友達の意見を聞くことも大切だと改めて感じた。最終意思決定の際には客観的な視点で意見をもらうべきだと思う。

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